マウス拡張機能を使用すると、「マウスの右ボタンを押しながらホイール下回転」といった操作に、ショートカットキーなどの機能が割り当てられるようになります。
たとえば、上記操作に「ブラウザの右側タブをアクティブにする」といった機能を割り当てれば、WEB閲覧が非常に快適になり、パソコン操作の利便性を向上させることができます。
マウス拡張設定画面
マウス拡張機能は、設定画面で設定内容を変更することができます。
表示方法
- 通知領域(タスクトレイ)のKMCustomizerアイコンを右クリックして、メニューを表示させます。
- 表示されたメニューを「設定」→「マウス拡張列設定」の順にたどり、「マウス拡張設定」をクリックします。
- 「マウス拡張設定」画面が表示されます。
マウスボタン拡張1
左ボタンを押しながら中クリックのような、マウスボタン複合操作(一部単独操作)時に入力するキーを割り当てることができます。
初期割り当て内容
左ボタンを押しながら
左クリック | – |
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中クリック | アクティブウィンドウを常に前面表示する |
右クリック | 閉じたタブを復元する(※1) |
ホイール上回転 | ズーム(拡大) |
ホイール上回転 | ズーム(縮小) |
X1クリック | タブを右に移動(※3) |
X2クリック | タブを左に移動(※2) |
(※1)Firefox,Google Chrome,IE,Edgeで動作確認済み。
(※2)Firefoxで動作確認済み
中ボタンを押しながら
左クリック | リンクを新しいタブで開き、すぐにそのタブに切り替える(※1) |
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中クリック | – |
右クリック | マウスカーソルを次のモニターに転送する |
ホイール上回転 | ShowClipのクリップボード履歴メニュー表示(※2) |
ホイール上回転 | ShowClipのオプションメニュー表示(※2) |
X1クリック | やり直し |
X2クリック | 元に戻す |
(※1)Firefox,Google Chrome,IE,Edgeで動作確認済み
Firefoxの場合は、オプションの「リンクを新しいタブで開いたとき、すぐにそのタブに切り替える」が無効になっている(チェックしていない)ときに正しく動作します。
(※2)ShowClipのインストール・起動が必要です。
右ボタンを押しながら
左クリック | タブを閉じる |
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中クリック | タスクスイッチャーを表示 |
右クリック | – |
ホイール上回転 | 次(右)のタブに移動(※) |
ホイール上回転 | 前(左)のタブに移動(※) |
X1クリック | アプリケーションを閉じる |
X2クリック | ウィンドウを最小化する |
(※)Firefox,Google Chrome,IE,Edgeで動作確認済み
X1ボタンを押しながら
左クリック | 選択範囲をコピー (注)選択範囲が変わらないよう、ウィンドウタイトルにマウスカーソルを移動させてから実行してください。 |
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中クリック | 選択範囲を切取り |
右クリック | 貼り付け |
ホイール上回転 | ホイール左チルト(※) |
ホイール上回転 | ホイール右チルト(※) |
(※)一部アプリのみ対象
X2ボタンを押しながら
左クリック | 左ダブルクリック |
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中クリック | Ctrlキーを押しながら左クリック |
右クリック | プロパティ画面の表示 |
ホイール上回転 | ホイールを上に30倍速で回転 |
ホイール上回転 | ホイールを下に30倍速で回転 |
ボタン単独
X1ボタン | 進む |
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X2ボタン | 戻る |
マウスボタン拡張2
少しでも多くの拡張操作が使えるように、3ボタンマウス向けに装備した拡張機能です。
(5ボタンマウスでも利用可能です)
中ボタンと左ボタンを押しながら右クリックのような、マウスの複合操作時に入力するキーを割り当てることができます。
初期割り当て内容
中+左を押しながら右クリック | タブを右に移動(※) |
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中+右を押しながら左クリック | タブを左に移動(※) |
右+左を押しながら中クリック | ウィンドウを常に前面表示 |
右+左を押しながらホイール上回転 | ホイールを上に30倍速で回転 |
右+左を押しながらホイール下回転 | ホイールを下に30倍速で回転 |
(※)Firefoxで動作確認済み
マウスホイール拡張
ホイールを加速する
チェックすると、ホイールを素早く回したときにホイールが加速し、スクロール量が増加します。
加速感度に大きい数字を設定するほど、すこし回しただけで加速します。
(小さい数字を入れると、あまり加速しません)
右ボタンを押しながら通知領域(タスクトレイ)上の回転で音量を変更する
チェックすると、ホイールの回転でスピーカーの音量を変更することができるようになります。
ホイール上回転 | 音量大 |
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ホイール下回転 | 音量小 |
Shiftキーを押しながら回転で水平スクロール
チェックすると、Shiftキーを押しながらホイール回転で水平スクロールできるようになります。
(一部アプリのみ対応しています)
ウインドウ操作
主にホイール回転でウインドウを操作する拡張機能です。
タイトルバーを中クリックで、通知領域(タスクトレイ)に収納
チェックすると、タイトルバーを中クリックすることで、通知領域(タスクトレイ)のKMCustomizerアイコンに収納することができるようになります。
収納したウィンドウを元に戻すには、通知領域(タスクトレイ)のKMCustomizerアイコンをクリックし、表示されたメニューから元に戻すウィンドウの名前をクリックします。
ホイール回転で、マウスカーソル下のウィンドウをアクティブにする
チェックすると、ホイールを回転させだけで、マウスカーソル下のウィンドウがアクティブ化するようになります。
右ボタンを押しながらタイトルバー上のホイール回転で、ウィンドウを最大化/リサイズ/最少化
チェックすると、タイトルバー上のホイール回転で、ウィンドウサイズが変更できるようになります。
ホイール上回転 | ウィンドウを最大化/リサイズ |
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ホイール下回転 | ウィンドウを最少化 |
右ボタンを押しながらスタートボタン上のホイール回転で、すべてのウィンドウを最小化/元に戻す
チェックすると、スタートボタン上のホイール回転で、すべてのウィンドウを最小化したり、元に戻したりすることができるようになります。
ホイール上回転 | すべてのウィンドウを元に戻す |
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ホイール下回転 | すべてのウィンドウを最少化 |
右ボタンを押しながらタスクボタン上のホイール回転で、ウィンドウを開く/最小化/元に戻す
チェックすると、タスクボタン上のホイール回転で、ウィンドウ操作ができるようになります。
ホイール上回転 | ウィンドウを開く/元に戻す |
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ホイール下回転 | ウィンドウを最小化 |
ウィンドウが開いてないときに、ホイールを上回転または下回転させると、そのアイコンのウィンドウが開きます。
ウインドウが開いているときに、ホイールを下回転させるとウィンドウが最小化、上回転させると元に戻します。
ただし、タスクボタンが結合しているときは、サムネイルビュー上でホイールを回転する必要があります。
[colored_bg color=”light‐gray” corner=”r”]注)ホイール回転系機能のほとんどが右ボタンを押しながらの操作になっているのは、通常スクロール処理のもたつきを回避するためです。
ホイールを回転させるたびに、ホイール回転系機能の処理判定を行うと、負荷がかかりスクロールがカクカクしてしまうため、右ボタンを押しながらの操作をトリガーとしています。[/colored_bg]
くるくるスクロール
WEBページなどのウィンドウ上で、マウスカーソルを「くるくる」と回転させると、ホイールを回転させた時と同じようにページがスクロールします。
右回りで下スクロール、左回りで上スクロールです。
設定値はすべて3段階で、加速感度を大きくすると、すこし回しただけでスクロールするようになります。
ホイールがついていないトラックボール向けの機能ですが、マウスでも使用できます。
指の往復運動で操作するホイールとは違い、操作に中断のない回転運動でスクロールできるので、長文テキストや、行の多いエクセルシートのスクロールに適しています。
トラックボールでスクロール
WEBページなどのウィンドウ上で、起動キー(※)を押しながらボールを前後に回転させると、ホイールを回転させた時と同じようにページがスクロールします(ボールの回転速度に応じてスクロール量が増減します)。
(※)マウスのX1ボタン、X2ボタン、キーボードのウィンドウズキー、無変換キー、変換キー、アプリケーションキーのどれか一つ
スクロール感度に小さい値を設定するほど、滑らかにスクロールするようになります。
ただし、小さすぎると感度が良すぎて少し動かしただけでスクロールしてしまうので、操作しやすい値を探して設定してください。
こちらもトラックボール向けの機能ですが、マウスでも操作することが可能で、起動キーを押しながらマウス前後に移動させるとスクロールします。
設定の保存
「OK」ボタンをクリックすると画面が閉じて設定が保存されます。
設定を保存せずに終了する場合は、「キャンセル」ボタンをクリックしてください。