KMCustomizerでは、2種類のマウスジェスチャーをご用意しています。
ひとつは、マウスを動かすと専用メニューが表示される、このソフト独自の操作方式です(メニュー方式)。
コマンドの内容がメニューに表示されますので、ジェスチャー(マウスの動かし方)を覚える必要がありません。
もう一つは、他のソフトと同じように、あらかじめ登録しておいたジェスチャーどおりにマウスを動かすやり方です(アイコン方式)。
メニューを選択する必要がありませんから、素早く目的のコマンドを実行させることができます。
2つの操作方法はアプリごとに選択可能ですから、ジェスチャーの学習度合いに応じて柔軟に使い分けることが可能です。
デフォルトはメニュー方式になっていますので、好みに応じて使い分けてください。
目次
メニュー方式の操作方法
メニュー方式では、簡単なマウス操作で専用メニューが表示されるますので、よく使う機能をメニューに登録しておくことで、面倒な操作も簡単に処理できるようになります。
- マウスの右ボタンを押しながら、マウスを動かします。
- メニューが表示されます。
- 実行したい機能の枠に、マウスカーソルを移動させます。
- 右ボタンを離します。
- 選んだ機能が実行されます。
アイコン方式の操作方法
アイコン方式では、登録済みのジェスチャーどおりにマウスを動かすことで、コマンドを実行させます。
ジェスチャーのやり直しも可能ですから、意図しない動作をさせてしまう恐れもありません。
- マウスの右ボタンを押しながら、マウスを動かします。
- 動かした方向に一致するアイコンと機能名が表示されます。
- 右ボタンを離します。
- 選んだ機能が実行されます。
- ジェスチャーをやり直すときは、アイコンの位置にマウスカーソルを移動させます。
- リセットのアイコンが表示されたら、もう一度ジェスチャーをやり直すことができます。
マウスジェスチャー設定画面
マウスジェスチャー機能は、設定画面で設定内容を変更することができます。
表示方法
-
通知領域(タスクトレイ)のKMCustomizerアイコンを右クリックして、メニューを表示させます。
-
表示されたメニューを「設定」→「マウスジェスチャー設定」の順にたどり、「マウスジェスチャー設定」をクリックします。
-
「マウスジェスチャー設定」画面が表示されます。
画面構成
上段:マウスジェスチャー
マウスジェスチャーの内容を管理します。
下段左:対象アプリ
マウスジェスチャーを割り当てるアプリを管理します。
下段右:右クリックで対象ウインドウを変更するアプリ
右クリックで対象ウインドウを変更するアプリを管理します。
例えばThunderbirdの場合、メール本文がアクティブになっていると、フォルダーツリー上で「ページの先頭に移動」のマウスジェスチャーを実行しても、メール本文がスクロールしてしまい、フォルダーツリーはスクロールしてくれません。
このような時は、Thunderbirdを「右クリックで対象ウインドウを変更するアプリ」に登録します。
登録するとマウスジェスチャー実行時には、マウスカーソル下のウィンドウが自動的にアクティブになるので、希望通りにマウスジェスチャーが動作するようになります。
マウスジェスチャーの追加
- 「マウスジェスチャー名」を入力します。
- 「機能名」と「コマンド」を入力します。
- ジェスチャー方式と使用有無を選択します。
- 「追加」ボタンをクリックします。
マウスジェスチャーの変更
- 変更したいマウスジェスチャーをクリックします。
- 「機能名」「コマンド」などを変更します。
- 「変更」ボタンをクリックします。
マウスジェスチャーの削除
- 削除マウスジェスチャーをクリックします。
- 「削除」ボタンをクリックします。
(注意)標準ジェスチャーは削除できません。
登録済みマウスジェスチャーをコピーして追加
以下のように操作すると、登録済みの内容をコピーして、新しいマウスジェスチャーを追加することができます。
- マウスジェスチャー一覧から、コピーしたいマウスジェスチャーをクリックします。
- 「マウスジェスチャー名」を変更します。
(この時点で「追加」ボタンが押せるようになります) - 「機能名」「コマンド」を編集します。
- 「追加」ボタンをクリックします。
対象アプリの追加
-
追加するアプリを開きます。
-
追加ボタンをクリックします。
-
60秒以内に、追加対象アプリのウィンドウをクリックします。
-
リストビューに対象アプリの実行ファイル名が追加されます。
(ストアアプリの場合はアプリ名も登録されます) - 続いて、マウスジェスチャーを割り当てます。
マウスジェスチャーの割り当て
- マウスジェスチャーを割り当てるアプリをクリックします。
- 割り当てるマウスジェスチャーをドロップダウンリストから選択します。

対象アプリ名の変更
対象アプリの識別はアプリの実行ファイル名で行いますが、ストアアプリ(Microsoft Edgeなど)は、実行ファイル名だけでは識別できないため、アプリ名と組合わせて識別しています。
そのためストアアプリ追加時には、自動的にアプリ名も取得していますが、正しく取得されなかった場合には、以下の方法で修正してください。
- 変更するアプリをクリックします。
- 「アプリ名変更」ボタンをクリックします。
- アプリ名を入力して「OK」ボタンをクリックします。
対象アプリの削除
- 削除するアプリをクリックします。
- 「削除」ボタンをクリックします。
- 「はい」ボタンをクリックします。
右クリックで対象ウインドウを変更するアプリの追加
- 追加するアプリを開きます。
- 追加ボタンをクリックします。
- 60秒以内に追加するアプリのウィンドウをクリックします。
- リストビューに対象アプリの実行ファイル名が追加されます。
右クリックで対象ウインドウを変更するアプリのアプリ名変更
右クリックで対象ウインドウを変更するアプリも、対象アプリの識別はアプリの実行ファイル名で行いますが、ストアアプリ(Microsoft Edgeなど)は、実行ファイル名だけでは識別できないため、アプリ名と組合わせて識別しています。
そのためストアアプリ追加時には、自動的にアプリ名も取得していますが、正しく取得されなかった場合には、以下の方法で修正してください。
- 変更するアプリをクリックします。
- 「アプリ名変更」ボタンをクリックします。
- アプリ名を入力して「OK」ボタンをクリックします。
右クリックで対象ウインドウを変更するアプリの削除
- 削除するアプリをクリックします。
- 「削除」ボタンをクリックします。
- 「はい」ボタンをクリックします。
ジェスチャー未割当てアプリの対応
ジェスチャー未割当てアプリで、ジェスチャーを起動したときの対応方法を設定します。
「ジェスチャー未割当てアプリはジェスチャー機能を無効にする」を選択した場合は、未割当アプリでは、ジェスチャーは起動しなくなります。
右ドラッグ機能を使いたい場合などに選択してください。
ジェスチャーが有効になっているアプリの場合、変換キーまたは無変換キーを押しながら操作すると、一時的にジェスチャーが無効になり、右ドラッグできるようになります。
マウスジェスチャー設定の保存
マウスジェスチャー設定が完了したら、「OK」ボタンを押して設定を保存します。
変更を破棄するときは、「キャンセル」ボタンをクリックします。