「キー配列詳細設定」画面では、一つ一つのキーに独自の配列を設定することができます。
この機能により、「オリジナルなキーボード配列」を定義することが可能になります。
(※)最新版の設定画面と操作説明の画像が一部異なることをご了承ください。
目次
キー配列の詳細設定方法
- 「キー配列設定」画面の「キー配列詳細設定」ボタンをクリックして、「キー配列詳細設定」画面を表示させます。
- 左端の「キーリスト」から、設定するキーを選択します。
(Tabキーを割り当て対象にすると、Alt+Shift+Tabが効かなくなるので、Tabキーはキーリストから除外しています) - 選択したキーに割り当てる内容を入力して、「現在表示されているキー配列を保存」ボタンをクリックします。
割り当て内容は、他のキーを選択する前に保存してください。
保存ボタンをクリックしないで他のキーを選択すると、入力内容は失われます。 - 設定を完了したら、「閉じる」ボタンをクリックして画面を閉じます。
設定項目の詳細
単独打鍵
キーを単独でタイプしたときに入力されるキー、またはサブコマンドを割り当てます。
基本的に、全角モードのキー割り当てには「半角文字」を指定するようにしてください。
「半角文字」を指定しておけば、日本語入力時には日本語入力モード(ローマ字/かな)に応じた文字が入力されます。
例1)キー「A」の全角モードに、半角の「a」を指定した場合
ローマ字入力 | 「あ」が入力されます(kの次にタイプすれば「か」になります) |
---|---|
かな入力 | 「ち」が入力されます |
例2)キー「A」の全角モードに、全角の「a」を指定した場合
ローマ字入力 | 「a」が入力されます(kの次にタイプしても「a」のままです) |
---|---|
かな入力 | 「a」が入力されます |
左シフト+ 右シフト+ 第3シフト+
左右のシフトまたは、第3シフトキーを押しながらタイプしたときに入力されるキー、またはサブコマンドを割り当てます。
Shift+Ctrl+Aのような「ShiftキーにCtrlキーやAltキー」を組合わせたショートカットキーを使用する場合は、先頭に{blind}+を記入するようにしてください。
無変換+ 変換+
無変換または変換キーを押しながらタイプしたときに入力されるキー、またはサブコマンドを割り当てます。
方向キーなどの編集キーや、サブコマンドを割り当てることを想定していますが、文字入力キー(※)を割り当てることもできます。
(※)先頭にIMEオンまたはオフのキー入力設定が必要です。
- IMEオン:^{F13}
- IMEオフ:+{F13}
例1)矢印キー(左)を割り当てる場合
半角モード、全角モード両方に「{Left}」を設定します。
例2)「ー」(長母音)を割り当てる場合
全角モードに「^{F13}ー」を設定します。
サブコマンド向け配列
無変換、変換、アプリケーションキーとShiftキー(※1)、Altキーを組み合わせてタイプしたときに入力されるキー、またはサブコマンドを割り当てます。
おもにサブコマンドを割り当てることを想定していますが、方向キーなどの編集キーや、文字入力キー(※2)を割り当てることもできます。
(※1)Shiftキーに左右の区別はありません。
(※2)先頭にIMEオンまたはオフのキー入力設定が必要です。
- IMEオン:^{F13}
- IMEオフ:+{F13}
ウィンドウ切替
無変換キーとShift(F24)キーを押しながらタイプしたときに、切り替える(アクティブにする)ウィンドウを指定します。
起動ショートカットキーを割り当てると、指定したウィンドウ(アプリケーション)を起動することもできるようになります。
Ver1.23より、実行ファイル名を取得ボタンで、ウィンドウクラス等に実行ファイルを指定した場合は、起動ショートカットを割当てなくても、起動できるようになりました(一部のアプリを除く)。
設定方法
- 左端の「キーリスト」から、設定するキーを選択します。
- サブコマンド向け配列の「無変換+Shift(F24)+」が空白になっていることを確認します。
サブコマンド向け配列の「無変換+Shift(F24)+」に何らかのキーが割り当てられていると、ウィンドウ切換は使用できません。 - 指定するウィンドウ(アプリケーション)を開きます。
- 「ウィンドウクラスを取得」または「実行ファイル名を取得」ボタンをクリックします。
どちらを取得しても構いませんが、ウィンドウクラスではうまくウィンドウが切替わらない場合は実行ファイル名を、その逆のときはウィンドウクラスを取得してください。 - 60秒以内に指定するウィンドウ(アプリケーション)をクリックします。
- ウィンドウクラスまたは実行ファイル名が取得され、「ウィンドウクラス等」欄に登録されます。
ストアアプリの場合は、ウィンドウタイトルも登録されます。 - 「現在表示されているキー配列を保存」ボタンをクリックします。
- 無変換とShift(またはF24)キーを押しながら設定したキーをタイプして、指定したウィンドウ(アプリケーション)がアクティブになることを確認します。
- 変換+にも割り当てる(変換+は無効)をチェックすると、変換キーとの組み合わせでも切り替えることができるようになります。
ただし、チェックした場合は変換+欄で指定したキー割当てが無効になります。
起動ショートカットキーも割り当てる場合
実行ファイル名を取得ボタンで登録した場合は、起動ショートカットキーを割当てなくても、該当アプリを起動することができます。
しかし、一部のアプリは起動することができませんので、その場合は以下の手順で起動ショートカットキーを割り当ててください(ウィンドウクラスを取得ボタンを押した場合も同様)。
- 起動ショートカットキーを割り当てるアプリケーションのショートカットアイコンをデスクトップに作成します。
該当のアプリケーションが開いている場合は、いったん閉じます。 - 作成したアイコンを右クリックして、プロパティを表示させます。
- ショートカットキーを設定します。
- キー設定詳細画面の「起動ショートカットキー」に、項番3.で設定したショートカットキーを記入します。
Ctrlキーは^に、Shiftキーは+に、Altキーは!に変換して記入します。 - タスクスイッチャーにも表示させる場合は、「ランチャー表示名」に任意の名称を記入します。
(参考)「ランチャー表示名」に名前を入力すると、タスクスイッチャーにランチャーアプリとして常に表示され、クリックすることでアプリを起動させることができます。 - 「現在表示されているキー配列を保存」ボタンをクリックします。
- アイコンのプロパティ画面に戻り、「OK」ボタンをクリックして画面を閉じます。
- 無変換とShift(またはF24)キーを押しながら設定したキーをタイプして、指定したウィンドウ(アプリケーション)が開くことを確認します。
キー配列の保存
設定したキー配列は、名前を付けて保存することが可能です。
保存しておくことで、「キー配列を変更してみたが、前の設定の方がよかった」というような場合に、元の設定に戻すことができるようになります。
キー配列の保存方法
- 「名前を付けてキー配列を保存」ボタンをクリックします。
- 表示された画面の「保存」ボタンをクリックします。
※保存先フォルダ、ファイル名は適宜変更してください。 - キー配列が保存されます。
キー配列の読み込み
保存したキー配列を読み込むと、以前のキー配列に戻すことができます。
キー配列の読み込み方法
- 「保存したキー配列を読み込む」ボタンをクリックします。
- 読み込むキー配列ファイルを選んで、「開く」ボタンをクリックします。
- キー配列が読み込まれます。