KMCustomizerは、パソコン操作を快適にする「キーボード&マウス・カスタマイズ」ソフトです。
本ソフトウェアは、以下の要望を実現するために作成しました。
- 効率的に文書を編集したい。
- キーボードを使っているときは、キーボードだけで操作したい。
- マウスを使っているときは、マウスだけで操作したい。
まだまだ改善の余地はあると思いますが、本ソフトを導入することで「極めて快適なパソコン操作環境」が整うものと自負しております。
ただ、私自身が欲しい機能を追加してきた経緯があるため、本ソフトウェアでできることは非常に多岐にわたります。
もし全機能の説明に目をとおすとしたら、ボリュームたっぷりで読むのに疲れてしまうかもしれません。
ですから、ここでは主な機能に絞って解説することにいたします。
(もちろん、詳細マニュアルもご用意しています)
IMEを自動でオン・オフ
たとえば、こんなイライラを経験したことはないでしょうか?
でも、KMCustomizerを使えば、こんなイライラともお別れです。
IMEを自動でオンにする「オートIMEオン」
IMEのオン・オフは、全てKMCustomizeが肩代わりします。
(文字入力を開始すると、IMEは自動的にオンになります)
つまり「面倒なIME操作から解放され、文字入力に集中できる」のです。
もちろん、IMEオフでの文字入力も可能です。
その時は、スペースキーを押しながら文字を入力してください。
そうすると、IMEは自動でオフになり半角文字(英数記号)が入力できます。
IMEの自動オン・オフが逆転する「オートIMEオフ」も
さらに、IMEの自動オン・オフが逆転する「オートIMEオフ」もご用意しています。
「オートIMEオフ」のときは、文字を入力するとIMEは自動でオフになります。
(このとき全角文字の入力は、スペースキーを押しながら行います)
このモードを使えば、半角入力が大半のプログラムコーディングなども快適に行えます。
最初は操作方法に戸惑うかもしれませんが、ぜひ一度体験していただきたい機能です。
ホームポジションで矢印キー
文書編集において、IMEのオン・オフに続いて煩わしいのは「矢印キー」ではないでしょうか?
もちろん矢印キー自体は、とてもありがたい存在です。
文書編集に「矢印キー」は欠かせませんから。
問題なのは、その位置です。
ご存じのとおり、矢印キーはキーボードの右隅に配置されています。
そのため、矢印キーを操作するには、右手を大きく動かさなくてはなりません。
それでも、たまにしか使わないのなら我慢もできますが、実際はその逆。
矢印キーは、よく使うキーのランキング上位にいるはずなので、もっと押しやすい場所に配置されるべきです。
そこで、KMCustomizerの出番です。
I,J,K,Lキーで矢印キーを操作
KMCustomizerを使えば、無変換キーを押しながらI,J,K,Lキーを押すことで、矢印キーが操作できるようになります。
この操作は、変換キーとE,S,D,Fキーの組み合わせなどに変更することもできます。
その他、Enterキー、Deleteキー、バックスペースキーなどの、さまざなまキーの配列変更が可能ですから、あなたのの手はホームポジションから(ほぼ)離れることはありません。
マウス拡張機能
私は以前、「かざぐるマウス」という、マウス機能を拡張するフリーソフトを使用していました。
たとえば、「マウスの右ボタンを押しながらホイールを下回転」させると「ブラウザの右側タブがアクティブになる」など、パソコン操作を快適にしてくれる、とても便利なソフトでした。
ところが、2013年10月、突如として公開終了。
その後もしばらくは使えていたのですが、Windowsのアップデートと共に使用不可に。
しかたなく、いくつか代替ソフトを試してみたものの、しっくりくるものが見つからなかったので、自分用にマウス拡張ソフトを作り、それがいつしかKMCustomizerに発展した、という次第です。
「かざぐるマウス」の一部機能を搭載
ですから、KMCustomizerは「かざぐるマウス」の一部機能を搭載しています。
「マウスの右ボタンを押しながらホイール下回転」などの操作に、コマンドを割り当てることができますので、パソコン操作(タブブラウザ操作など)が色々便利になるはずです。
そのほかにも、以下のような機能を搭載しています。
- マウスボタン拡張
左ボタンを押しながら中クリックのような、ボタン複合操作にコマンド割り当てが可能 - ホイール加速などのマウスホイール拡張機能
- マウスによるウインドウ操作
ホイール回転で、マウスカーソル下のウィンドウをアクティブにするなど - くるくるスクロール
マウスカーソルを円を描くように回すとスクロール - トラックボールでスクロール
トラックボールを前後に回転させるとスクロール
マウスジェスチャー
マウスジェスチャーも「かざぐるマウス」の代替ソフト探しから発展、開発した機能です。
しかし、KMCustomizerのマウスジェスチャー機能は、他のマウスジェスチャーソフトとは操作方法が大きく異なります。
ジェスチャー(マウスの動かし方)を覚える必要がないマウスジェスチャー
それは「ジェスチャー(マウスの動かし方)を覚えなくてもいい」ということです。
右ボタンを押しながらマウスを動かすと、下図のようなメニューが表示されるので、実行したい項目の枠にマウスカーソルを移動させて右ボタンを離すだけ。
ジェスチャーを覚えなくてもいいので、簡単に使いこなせると思います。
(マウスジェスチャーというより、「第2の右クリックメニュー」といったほうがいいかもしれません)
もちろん、メニューは編集可能。
アプリごとの専用メニューも作れますから、幅広く活用できるはずです。
多彩な機能の数々
他にも以下のように多彩な機能を取り揃えておりますので、ご活用していただければ幸いです。
- オートIME
IMEの状態(オン・オフ)を気にすることなく、文字入力が可能 - キーボードのキー配列(割り当て)変更
・プリセットによる配列変更
(QWERTY配列、Dvorak配列、親指シフト、コピー&ペースト、矢印キー、マウス操作など)
・詳細設定による配列変更(独自配列) - キーボードショートカットによるアプリ起動&ウィンドウ切換
- マウスボタン拡張
左ボタンを押しながら中クリックのような、ボタン複合操作にコマンド割り当てが可能 - ホイール加速などのマウスホイール拡張
- マウスによるウインドウ操作
ホイール回転で、マウスカーソル下のウィンドウをアクティブにするなど - くるくるスクロール
マウスカーソルを円を描くように回すとスクロール - トラックボールでスクロール
起動キーを押しながらトラックボールを前後に回転させるとスクロール - アプリケーションごとに異なる機能が割り当て可能なマウスジェスチャー
- キーボード、マウス両方で操作可能なタスク切替&ランチャー
「マウスジェスチャー設定画面」で、左上のマスの「標準」等をクリックすると、ハングアップしてしまいます。
papipoさん、コメントありがとうございます。
サイト運営者のShowと申します。
せっかくインストールしていただいたのに、うまく動かなくてすみません。
私の環境(開発PCと別のPC)ではハングアップが再現できませんでした。
が、別の問題として、インストールの際に管理者権限が必要なフォルダ(C:\Program Filesなど)にインストールすると正しく動作しない問題があることが分かりました。
papipoさんの不具合とは無関係かもしれませんが、「ドキュメント」など管理者権限が不要なフォルダにインストールしてお試しいただけますでしょうか。
Cドライブ直下にフォルダを作成して、そこにインストールしていますので、管理者権限が必要なフォルダではありません。
PCの環境・・・残念です。
それは申し訳ありませんでした。
まだハングアップの原因にたどり着いていないのですが、調査中にマウスジェスチャー設定画面の他の不具合が見つかりましたので、修正して最新版として公開しています。
正直、この修正でハングアップが解決する見込みは薄いのですが(ハングアップの原因が不明なため)もしよしければ最新版を試していただければ幸いです。
最新版のダウンロードはこちらからお願いします。
KMCustomizer106.zip をダウンロードして試してみましたが、同じ状態です。パソコンは、Windows10(64ビット)です。
自宅にある別のパソコン(Windows10)でも同じ現象が起きます。
papipoさま、度々お手間を取らせてしまい、すみません。
こちらでも再現できました。
ユーザーアカウント名が日本語文字の場合に、ハングアップしてしまうようです。
対策を考えますので、少々お時間をください。
マウスジェスチャー設定画面の不具合を修正しました。
ユーザーアカウント名はハングアップとは無関係でしたが、2台のPCで不具合が出ることを確認し、両方とも問題が解消されましたので、今回こそ大丈夫ではないかと思います。
以上、よろしくお願いします。
KMCustomizer107.zipをダウンロードしてインストールすると、不具合は解消されました。
早々の対応をありがとうございました。